船橋市の公共下水道整備は、令和6年度末に市街化区域(灰色部分)での整備が概成予定です。令和7年度からは市街化調整区域(左の地図でピンク、右の地図で白)においても公共下水道の整備を進める方針です。
他よりも処理能力に余裕がある印旛処理区(赤枠内)の市街化調整区域から整備をすすめる方針
現在、船橋都市計画下水道の変更に関する案の概要の縦覧を行っています。今回対象とするのは、令和7年度から概ね5年間の計画で整備する地区になります。ご意見ある方はぜひ、この機会にお寄せください。
二和東の周辺では大掛かりな本下水の工事が行われていますが、整備はまだまだ先になりそうです。
特に二和東周辺、夏見小室線のコジマ前では公共下水道の工事が行われており、渋滞や夜間騒音などが起きています。しかしその工事では、三咲駅前周辺の一部のみを下水道接続するためで、市街化調整区域には未だ整備計画も未策定の状況です。
今回の策定は、概ね5年間(令和7年から12年)を定めるものですので、その他の市街化調整区域における公共下水道はその後に策定していくことになります。
早く公共下水が来て欲しい!という声。一方で、新築して高額な合併浄化槽を入れたばかり。切替工事費用は大きな負担…との声も。
市街化調整区域は都市計画法で「市街化を抑制すべき区域として定める区域」なので、まずは市街化区域内での下水道整備が進められてきました。しかし、市街化調整区域でも、多くの戸建てが建てられ、密集している地域も散見され、どこから市街化区域で市街化調整区域なのか分かりません。現実として、市街化調整区域でも市街化は抑制されること無く、開発が行われています。今後もこのような状況であるのなら市街化区域と市街化調整区域で線引きをすることも再考すべきではないでしょうか。
※船橋市下水道条例では
(浄化槽の廃止)
第10条の2 処理区域内において浄化槽を設けている建築物の所有者は、当該処理区域について下水の処理を開始する日から3年以内に、当該浄化槽を廃止して、汚水を公共下水道に直接放流できるようにしなければならない。ただし、市長が特別の理由があると認めるときは、この限りでない。
と定め、公共下水道が供用されたら3年以内に接続が求められます。
二和東周辺、県道夏見小室線では下水の工事が行われている。
近いうちに周辺でも公共下水道の整備が進みますか?