ダブルケアについて考える①

令和2年7月健康福祉委員会。

リフォーム依頼から知り合ったダブルケア中のママ。

日々の奮闘を聞きながら、我が家も予備軍だと自覚しました。

今、おむつの子どもがいて、親の介護が必要になったら…

考えただけでも、何をどうして良いのか全く分かりません。

ただ「家は回らない」のは確実。そんな思いからダブルケアについて考え始めました。

ダブルケアって?

ダブルケアとは、子育てと親や親族の介護が同時期に発生する状態のことをいいます。

女性の晩婚化により出産年齢が高齢化し、兄弟数や親戚ネットワークも希薄化しているなかで、子育てと親の介護を同時にする子育て世代は増えていくことが予想できます。

まず、困ったことは?

どこに相談していいか分からない!

とのことでした。両親が要介護、自分も仕事があって、未就学児がいる。包括支援センターに相談に行くと、介護のことしか相談に乗ってもらえない。子どもの相談はまた別の部署。そこまで行く時間も気力もなかった。

何が問題?

総合的に相談ができるような窓口

市町村が包括的な支援体制

厚生省が出している令和元年12月の資料。

https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/000652457.pdf

昨年改正された社会福祉法理念に地域で福祉の推進市町村が包括的な支援体制を作っていく旨が規定されています。

具体的な取組事例

秋田県の場合だと総合窓口の設置、三重県の場合だと連携担当職員を配置し、その方が連携先との調整などをして支援してくれるという例。何らかの形で市民の方が1つの窓口に行って、子育ても介護もそのほかも福祉全般的な相談ができる、そこで解決できるような窓口、そういった支援のあり方への検討は必要ではないか。

ダブルケアに関わらず「ワンスオンリー」の考え方を研究することは必要